SSブログ

【メタルスタンプの打刻は厳禁です!】 レザークラフト活字の革刻印 [活字の刻印道具]

スポンサーリンク




ヌメ革への刻印に活字(メタルスタンプ)を使う場合、
レザークラフト用の刻印棒とは異なり、ゴムハンマーや木槌による打刻は出来ません。

もともとが、活版印刷用のスタンプである活字は、
鉛を中心とした柔らかい金属だからです。

なぜに柔らかいかというと、
とにかく小さく繊細な柄を再現しなければならないからです。

今でこそオフセット印刷など、
活字を用いない印刷方法ですが

かつての新聞印刷などは、活字を組んで紙面を作っていたのです。

紙面の虫眼鏡を使わなければ読めないような細かい文字も、
装飾ラインに使われていた細微な柄も、
全て活字で作り出されていました。

そんな細かい文字や柄を、線先のハネまで忠実に再現させるためには、
鋳型の細部まで溶かした金属を流し込む必要がありました。

鉛・アンチモン・錫という金属を調合した合金は、
柔らかいからこそ鋳型の先端まで流し込むことが出来たのです。

当然、インクを付けて紙にスタンプ出来れば良いだけの耐久性があれば
事が足りますので、鉛の活字は、そうした要請に答える形で造られたのです。

余談が長くなりましたが、

そんな柔らかい活字は、
革にギュっと押し込んで使うことなど想定されておりません。

革に食い込ませる加圧力は、紙にポンと押す圧よりも
大きな力を必要とします。

例えば活字単体を紙にスタンプするのであれば、
手押しでもいけますが、

革に刻印するとなると、手押しでは、うっすらとしか刻印出来ません。

革の弾力に跳ね返されてしまいます。

それでは、

レザークラフト用の刻印棒のように、
ゴムハンマーで打ち込んでみたらどうでしょうか。

そう

細身のアルファべットやモチーフなどは、
字面が一瞬で潰れてしまうのです。

潰れてしまわない場合でも、
角が丸まってしまったり、なにかしらのダメージが残ります。

そういったわけで

活字を刻印する場合は、
革にゆっくりと圧を加えていく

何かしらの道具が必要になってきます。

次回からは

お安く簡単に刻印出来る方法から

順を追って紹介していきたいと思います。








スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。