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東日本大震災直後の食料事情 [東日本大震災]

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震災直後の食料事情を思い出しました。


停電になって電気が使えなくても

寒くても暑くても

ガソリンが無くて車に乗れなくても



決して我慢が出来ない訳ではありません。



しかし

食料だけは確保せざるを得ません。



震災2日後



市内中心部にある我が家では

深刻な食糧不足に陥りました。



2人の育ち盛りの子供を連れて

近所を歩いていると



牛タン弁当あります!

という張り紙がおもむろに張ってありました。



丁度子供たちにお昼を食べさせる時間でした。



コンビニも閉まっている状況下では

食べられるものであれば

何でも確保しなければなりません。



店の中には

パック詰めされた弁当が丁度3個残っており

是も否もなくお買い上げ。



自宅に帰ってパックを開けると少し異臭がしましたが

それでも我慢して食べました。



乗っていた牛タンはごく小さいものが3枚だけ



しかも金額は通常の数倍です。



恐らく停電の状況下での

震災2日後



牛タンは腐敗が始まっていたのでしょう。



そういった商品にもならないものを

高いお金を払って買わなければなりません。



通常であれば

ぼったくり

と言われることが



そこかしこで繰り広げられていました。


ちなみにそのお店は、すでに潰れてます。



・被災地以外からトラックに満載の野菜を載せ

通常の数倍の値段で売る百姓



・わずか数枚の小さなクッキーを

高値で販売していたケーキ屋



・すっかり溶けてどろどろになったアイスを

通常の価格で販売していたコンビニ



・津波で飛散した工場周辺から拾ってきた

飲み物やカップラーメンを売り歩くトラック


・腐った魚を平然と売りさばく鮮魚店



などなど、枚挙にい暇はございませんでした。



おそらく

震災で儲けた人も多いのではないでしょうか。



それが

人の性(さが)だと言われれば

それまでのことです。



でも

釈然としない思いは

今でもこころの中のしこりとして残っています。


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